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文化のみち

2015年09月12日
先日、名古屋市は東区、中区にまたがる文化のみちの東区部分を歩いてまいりました!
まず行ったのが二葉館。旧川上貞奴邸です。川上貞奴は日本の女優第一号と言われた人物。大正時代、彼女が居住していたここは地名から「二葉御殿」と言われていたそうです。
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和洋折衷な作りになっており、大正時代のステンドグラス、円形ソファ等は今も残っています。奥の和室からは名古屋甚句が!講座をやっていたようです。
そして次に、歩いて少しの場所にあるのが主税町長屋門。
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名古屋城下の武家屋敷の長屋門で、昔の位置のまま現存する唯一のものなのです。マンションの立ち並ぶ街になんだか馴染んでいました。
まっすぐ進んだ先にありますのが旧豊田佐助邸であります。あの発明王、豊田佐吉の弟さんです。
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天井高い!障子綺麗!の二つはなんだか印象に残りました。こちらも和洋折衷です。
本当は隣に旧春田鉄次郎があり、見学できるのですがこの日は生憎の工事。また出直します。
少し歩き、大通りに面した道にあったのが主税町教会。明治の世に士族屋敷を改装して作られた名古屋最古の教会。説明読まないと最古とは分からないような雰囲気…綺麗でした。
そこから橦木館へ。二葉館との共通券を買うことでお得になりますよ!
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生活感がありましたねー昭和初期の作りということでトイレやお風呂、台所等多分整備したら今も使えるんじゃないかな…
ここ橦木館にはどのような人が住んでいたかと言いますと、陶磁器商であった井本為三郎さんという方。
焼き物は重量がかさむ為盛んな物流が必要であった事が、東区で陶磁器産業が発達した理由。それに伴ってこの辺りで陶磁器関連の仕事をしていた人も多かったのですね。ちなみに瀬戸電を通して瀬戸から名古屋へは焼き物、名古屋から瀬戸へは燃料を送っていたそう。
百花百草も残念ながら今回は行けなかったので、春田邸とセットで次回行きたいですねー!
文化のみちは町並み保存地区を含んでいるので、閑静な住宅街の中にも昔ながらの街並みや雰囲気を感じることができます。
文化のみち自体は名古屋城、徳川園等も含むためこれだけで1日、十分楽しむことができますよ!むしろ全てをゆっくりまわったら1日じゃ足りないと思います。
回りきれていないのでまた歩きたいですね!